4年間の不登校を乗り越え数学アーティストに
不登校でも発達障害を抱えていても、特性を活かせば唯一無二の個性になります。
親御様の役目は、お子さんがどんな決断をしたとしても、その背中を押してあげることです。
数学アーティストの馬場さんの記事を見て、改めてそう感じました。
記事の内容を次の項目で軽く解説します。
>>得意を活かして数学アーティストになった馬場さんの記事を読む
学校に行くのが怖かった
馬場さんは子どもの頃に医師から「広汎性発達障害」と診断されました。
特別支援クラスに籍を移しても「学校が怖い」という思いから抜け出せずにいたそうです。
親御様も「ダメな親と思われたくない」という思いを捨てきれずに苦しんでいましたが「学校に行かなくていいですよ」と言ってくれる医師との出会いで救われました。
小5の冬から完全不登校生活が始まり「この子はただ生きているだけでいい」と親御様が思えたことで、ありのままを受け入れられるようになりました。
SNSを通じて作品を投稿
学校に行く代わりに、馬場さんは幼少期から好きだった絵画や工作に力を注ぎました。
親御様は馬場さんの自己肯定感を守るため、Facebookページ「ものつくり日向」を開設して彼の作品を投稿。
いいね!のリアクションがあるたびに彼に伝え、自信に繋げたといいます。
また、馬場さんは数学が得意で、授業を受けていないのに80~90点得点できるほどでした。
馬場さんが書いた数式に可能性を見出した親御様が、ある日こっそり撮影してInstagramに投稿しました。
すると、それがきっかけでファッションデザイナー小川さんとのご縁がつながり、数式とファッションを掛け合わせた作品を作るアーティストに。
高校卒業後から数式アーティストとして活動を始めた馬場さんは、以前の固い表情が嘘のように、笑顔で生き生きと活動しています。
不登校の子に親としてしてあげられること
子どもとはいえ、本人の人生は本人のものです。
頭ごなしに親の理想論や世間の一般論を押し付けるのではなく、まずはその子の1番の理解者になること。
そして、もちろん人生の先輩としてアドバイスはしますが、その子がどんな判断をしたとしても背中を押してあげることが親や支援者の役目だと思っています。
私たちも、この記事の親御様のように、お子さんを見守り続けて可能性を引き出す存在でありたいと感じました。
KIDS ROOMでは、不登校や発達障害で悩む親御様・お子さんの支援を行っています。
専門家として、かつて娘の不登校で悩んだ親として、不安に思っている方の支えになれたらと思っています。
誰にも相談できず1人で悩んでいる方は、ぜひKIDS ROOMにご相談ください。
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